2006年05月29日

胸が締めつけられるようなラジオ

昨日は、怒涛の青年部の宿泊オリエンテーションを終え、疲労感と眠気のハザマの中で、朝11時ごろの帰宅..................死にそう(-_-;)

しか~し、夕方は佐敷のシュガーホ-ルでジョニー宜野湾さんのウクレレちゃんぷる~コンサートに行かねば.....................でも意外と寝れない!

そのシュガーホールからの帰り、FM沖縄から、オール宮古方言シンガーの下地勇さん

「ぴっチャージ・タイム」のこんな話が流れ

胸が締付けられるような思いだった..................

胸が締めつけられるようなラジオ

その話は下地勇さんの小学生の頃の話でした。





下地さんの同級生のA少年の話。

A少年のお家は兄弟も多く、決して裕福ではなかった........................






運動会も近づく日、A少年も同級生と一緒に体育着で練習するが、彼の体育着は、毎年のようにお兄ちゃんからの少し黄ばんだオサガリのようだ.................ムカムカ



同級生の皆は、真っ白な新品のキラキラ 体育着...............


この辺りまではは、特に意識せず、ただぼんやりとラジオを聴いていた。



しかし、ある年(理由はわすれてしまったが)A少年のお母さんが、新品の体育着を買ってくれた!

A少年は嬉しくて、前日にその新品体育着を着て練習に出てきたのだ.......凄く嬉しそうに!



なんか気持ち想像できるなぁ~(嬉)サクラ




胸が締めつけられるようなラジオ
放課後、下地勇さん達同級生の仲間は、いつものように海に向かう。
皆、上着を脱ぎ捨て、下は体育着の短パンのまま、海へ飛び込むのだ!

もちろんA少年びっくり





A少年は、その日泳ぐ時、皆とは違っていた..............



そう、体育着のままでは泳がなかったのだ!





新品の体育着の上着も短パンも脱ぎ.................きれいにタタミ、地面に置くと汚れるので、岸壁につながれたカツオ船の上に置いて、パンツ一丁を笑われながらも皆と泳いで楽しんだ!



パンツ一丁がかわいいね(笑).......でも船に置いた体育着がは少し気になっていた





遊び疲れ、皆も帰り始め岸に上がった!









そして、A少年は綺麗にたたんだ体育着を着ようと捜すが................................カツオ船は、漁の為、出港していたガ-ン


ヤッパリぐすん



カツオ船は、遠洋漁業の為、すぐは戻ってこない..........遠くは台湾付近まで行く場合もある。



でも、彼は待つ....................日が暮れども          待つ


でも、当然のようにカツオ船は帰ってこない..................








胸が締めつけられるようなラジオ

日も暮れ、あきらめたのかA少年の心は沈みかえりながら家路と向かった................












翌日の運動会.........................A少年はいつもの少し黄ばんだオサガリの体育着で本番にのぞんだ。
彼にとって、一番寂しく悲しい運動会だった事だと思う(T_T)



胸が締めつけられるようなラジオ

でも彼は、今日も港へ向かい船を待つ


翌日も................


その次の日も...............


その次の日も待つ....................................がやはり来ない!




うわぁ~ツライ




とうとう、4日目







帰ってきたっ!びっくり!



あのカツオ船がっ!





A少年は喜び勇んで、船に近づくが......................なにかイヤな予感が



船の上でオジーが、エンジンを拭いている白い生地が見える!



エンジンの油にまみれた白い生地が......................




がーん彼の体育着だった





彼は、油にまみれた体育着を家に持ち帰り

A少年は洗い、油をカルキで落とすが、落ちるはずも無く



お母さんに泣きながら
「ごめね!ごめんね!」と言いながら.......................洗う








そんな、A少年の思い出をラジオで語ってくれたのだが..................


の耳はラジオに釘付けになり、離れなかった...............









当時のA少年を不幸だとは思わない!


貧しさが、何かマズイわけでもない!



裕福が、幸せの定義で人より優れているというわけでもない



でも、運動会に新品が着れなかった、当日の彼の事を思うと....................


胸が締めつけられるような切ない思いだった



わが子が、A少年の立場だったら.............


そんな思いで聞いてしまったタラ~


現在、A少年は東京で、家族も持ち、住宅も立て、幸せに暮らしているらしい晴れ




人の幸せとは

何ぞや?




永遠のテーマである。


さて、俺は、はてなを基準に幸せハートだと思うのだろう?


そんな自問が繰り返される日曜日の夜


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Posted by 松! at 23:50│Comments(16)
この記事へのコメント
ん・・ 考えさせられますね・・
今 ちょうど一昨日に録画した番組「音楽山盛」で
"下地勇さん"がうたっているのを見ていたので
さらに ドキっ としてしまいました。。

幸せってなんなんでしょうね・・
私 相田みつをさんの「しあわせはいつも自分のこころがきめる」
という言葉が好きなんですけど
前は幸せって探すものだと思ってたけど
今は近くにあって気づいてないだけなんじゃないかと・・
なんか「青い鳥」のお話みたいですね^^

あ 書いてて恥ずかしくなってきた・・
( .".)o゛ケシケシ..
Posted by kuni at 2006年05月30日 01:33
本当の幸せって、何でしょうか?
お金に不自由していないって言う事?
家族が一緒に暮らしているって言う事?
毎日、温かいご飯が食べられるって言う事?

もちろん、人それぞれに幸せの尺度が違うんでしょうけど、
うちの扶養家族(笑)の皆さん(何と、気が付いたら25人になっているし!!)
を見ていると、(その状況にもよりますが)
「愛」を感じたときに、幸せを感じているのではないかナァ。
なんて思います。

松っちゃんの話にあるA少年は、お母さんの愛をよく分かっていたからこそ、
凄く悲しかったんだろうナァ・・・・。
確かに、それを思うと胸が痛くなります。

「心の貧乏」が、世の中で一番不幸な事だと思います。
いくらお金があったとしても、心が貧しかったら「ひがみやねたみ」で一杯。
そんな人なんか、こちらからお断り。
・・・・って言いたいところですが、そういう人にこそ愛を与えて
幸せを知ってもらいたいなぁって思います。
愛を知らない、かわいそうな人なんだから・・・・

確かに、世間一般から見ると、私は経済的には貧しいけど
心の貧乏人にはなりたくないし、若干の問題はありつつも
「私は幸せです!!」って言い切れる自信ありますよ、いいでしょう♪

どうでもいいけど
♪「幸せ」って、何だぁーっけ。何だぁーっけ・・・。♪
と言うCMソングが、一昔ほど前に某お笑いさんが歌って
巷でヒットしていた事を思い出しました。(古っっ)

※長くなっちゃって、ごめんなさい m(_ _)m
Posted by riemaruko at 2006年05月30日 02:42
おはようございます。
切ないお話ですね。
絵も素敵です★

幸せって、「孤独」じゃぁ無いこと
だと思います。
私も幼い時は裕福では無くて
辛い日々もあったけど、
隣には「お母さん」がいつも居てくれたので
とても幸せでした。

隣に誰かが居て、美味しいご飯が食べれて、
何気ない会話で大笑いして・・・・・。

幸せです!
Posted by ヒトデ at 2006年05月30日 06:20
マザーテレサが日本に来たときに、
「経済的には豊かだが、心が病んでいる。心の援助が必用。
食べ物がなくて死んでいく人よりも心が貧しい。」
みたいなことを言ったそうです。

幸せは「楽しさ」ではなく「喜び」を感じる事だと思う。
そして、人生の目的は「喜びを得ること」だと思う。
その喜びは、人によって違うのかもしれないが、自分が誰かのために役に立つ事は、嬉しいよね。
たぶん「自分勝手に自由に生きる」と言うことではないと思う。

A少年は、そんなお母さんの気持ちが分かる本当に幸せな人だと思う。
特に、「自分の親を思いやれる」って、心の豊かな人じゃないと出来ないよね。
Posted by 葱 at 2006年05月30日 08:36
昨日息子が この野球選手だれ?と^^
TVにユニフォームを着た 下地勇^^ なんかのCM

葱さんと同じくマザーテレサのことを思い出しました
「日本人は自殺者が多い、世界中で一番貧しい国だ」
と僕はうろ覚えてます 

幸せ感は 一人一人皆ちがうもので
かぐや姫の神田川のように 3畳一間でも幸せを感じる
人もいれば 何百億円儲かっても 心の充足を得られない
人もいます 結局物でなく 心の充足の度合いで決まる
ものでしょうね

でもやはり根底には家族ってものの 必要最低限の
環境が必要でしょうね^^


イラスト グーです 記事に合ったイラスト最高です
どっから? 作ったわけではないです(σ`・ω・)σよ!!!ね


 
Posted by かつぼたつ at 2006年05月30日 10:32
(^o^)/~ kuniさん

そうですね!幸せって探すものでは無く、実はそばにあるんでしょうね!
でも、余裕の無い生活で、それを見失ってるのかも..................
kuniさん、良いこと言いますね~!


(^o^)/~ riemarukoさん

>「心の貧乏」ですか..................
もし、人に言われた時の事を想像。。。。。。

あんたお金無くて貧しい人ね~!...............って言われるより
あんたはホントッ!心の貧しい人ね~!..................って言われる方がズッと辛い。
もちろん、自分の為なんだけど..................人が喜ぶ顔はやはり嬉しい!
その顔を見たくて、そんな顔を見て喜ぶ自分の為に、頑張っちゃう!


(^o^)/~ ヒトデさん

いつもソバに誰かが居てくれるって、嬉しいもんですよね!
友達や、恋人.............でも、血の繋がった家族が居てくれる。
それこそ、意外と気づかない喜びなんでしょう!
でも、皆当たり前と思ってる。
大震災や戦争が起こった時を想像してみる.................

家族の居場所が分らなくなり、バラバラになるのが一番恐い!(+.+;)


(^o^)/~ 葱さん

心が病んでいる国民、ニッポン!...............なんですね(悲)
でも、合っているのかも!
もちろん、一人一人が病んでいるとは思えないが........................弱い人を助けることが出来ず、切り捨てる社会になっている。
強いものが弱いものを助ける...................身の回りで当たり前にされている仕組みが、組織が大きくなれば、なるほど薄い国。
まずは自分の出来ることから頑張ってみます(まずは家族から...............)


(^o^)/~ かつぼたつさん

今の日本には感じられない.....................強さ!
優しさを感じる.....................強さが足りないような気がします!
目に見える形にとらわれ過ぎているのかも。
日本の方が、北欧よりズッと経済力はあるはずなのに、日本よりズッと、笑顔もゆとりもありそう......................
まさに、お金では計れない幸せが、あそこにはあるのでしょう!

イラストはWEB上の「海」で検索して偶然見つけました。
自分でもビックリするくらいマッチしたので(◎_◎)
Posted by at 2006年05月30日 13:13
やっぱり、家族みんなが、笑顔で暮らせている生活が、私の幸せの基準です。
Posted by agito at 2006年05月30日 14:55
あ~この切ない気持ち、読んでて胸が痛くなっちゃいました(・-;)ぽろっと。
ホント、裕福が、幸せの定義で人より優れているというわけでもないですよね。
幸せ・・・まだ何かはっきりはしないオイラですが^^;
お互い思いやれて、笑いあって、支え合って、喧嘩できるくらい心許せる家族や
仲間と思える人がいること・・・と、漠然と思ってますね~♪
そういやお金や物で「幸せ」を唱えることってないな~・・・お酒は必要だけど(笑
Posted by しろすけ at 2006年05月30日 22:16
うわ~ みなさん すごく真面目に語っている
私 下地勇ちんと友達で~す なんて軽いノリ♪で書こうと思ったら・・
A少年の切ない思い出の話 古きよき時代の話って感じでいいですよね
心がある!
下地勇も 熱い男です。今後ともよろしく
ちなみに私はアルバム、シングル、本と持っていますが
歌に関しては、意味はほとんどわかりません^^>
でも いつも語っていたのは熱い話でした
男からみてもいい男です 私は女ですが ^^;
Posted by kyoko at 2006年05月30日 22:45
名古屋で下地さんのライブを聞いた事があります。
島ぞうりの唄やオバァの唄・・・好きだな。
半分は意味がわからなくても笑えたし、悲しさが伝わったよ・・・・。

みなさんの意見に対して冷たい意見かもしれませんが・・・・・
彼はこの出来事があったからこそ今は幸せな人生を送っているんだと思います。
大切な人からの大切な贈り物・・・・・
それを大切に扱ったハズが・・・・
お母様に申し訳ない・・・・って気持ちを持てた!
そして、この思いをバネにしてやろうという気が持てた!
って事は彼にとっては幸せな出来事だったと思います。
親に感謝する気持ち・・・・
物に感謝する気持ち・・・・
人に対して信頼してばかりではいけない気持ち・・・
悲しくて、情けなくて、裏切られて・・・・
でも、彼にとったら大切な社会勉強だった・・・・・

私はそう思ったな・・・・・。
Posted by ちきちき at 2006年05月31日 00:29
松ちゃん・・・
ラジオに釘付けになった松ちゃんがス・テ・キ・・
下地勇さんが遠い日の同級生A君体育着事件を
ずっと忘れずにいたってことは、少なくてもA君や下地勇さん
そしてラジオで聞いた松ちゃん3人の胸に何かを残したよね。
松ちゃんがこうしてステキなイラストまで入れてブログに載せた事で
ここから又何人かの人の胸に何かを残す・・・

小さな島の貧しい小さなA君に起きた出来事・・
わたしはただ胸が熱くなりあったかい気持ちになったよ!

今Aくんが大きな家に住んでて、あの頃と状況が変わっていても
今があの頃より、しあわせとは言えないよね!
今もしあわせだ!あの頃もしあわせだった!ってA君は言うだろな!
Posted by キョーコ at 2006年05月31日 02:20
(^o^)/~ agitoさん

ホントッ!家族と居られるって幸せですよね!
それと、仲間も居てくれたら、な~んも言うこと無し!


(^o^)/~ しろすけさん

>幸せ・・・まだ何かはっきりはしないオイラですが^^;
いやいや、うまく表現できないだけで、しっかり心には持っているに違いありません。
だって、あんなに楽しいお酒の飲み方できるから(笑)

幸せをしっかりつかんでない人は、きっと楽しみ方も中途半端だはず?


(^o^)/~ kyokoさん

下地さんと知り合いなんですか?いや、それは羨ましい(笑)
先日、ある団体の30周年記念パーティーの余興に出た時、私達の次に下地さんが待機してました。
話したかったけど(チョットだけ話しかけました)、本番前で集中しているのかな?...............なんて気を使って.......残念!
熱い男って感じしますよ。


(^o^)/~ ちきちきちゃん

いえいえ、全然冷たい意見なんて思いませんよ(笑)
ちきちきちゃんの熱い思い伝わります!
A少年への優しい思い理解できます!
葱さんや、かつぼたつさんがコメ入れた様に、豊かになった人(国)ほど「マザーテレサ」の言う「心の貧しさ」病に陥りやすいのかもしれません。
人は便利さを手に入れる度に、大切なものを失っているような気がします。
沖縄も復帰前は、経済的にも厳しく、今より不便さも沢山あったはずですが、年配の方は皆口を揃えて言います「復帰前は活気があった」って!


(^o^)/~ キョーコさん

いつも、優しい言葉ありがとうございます。
さすが、イチマンチュ(笑)
そうですよね!
今は幸せ..............ではなく、今も幸せと彼もきっと思っているでしょうね!
お金ではなく、物でもなく、心豊かに生きる人生を手に入れたいな~!
Posted by at 2006年05月31日 13:11
 その友人とは実は私・・・・・・・・・・・・・なワケないか!(笑)

 私は、さまざまな 「おかげ」 に気付いた時から自分は幸せだと実感できるようになりました。 ^ ^
Posted by GODZILLA at 2006年05月31日 23:33
(^o^)/~ GODZILLAさん

幸せな人が、人に感謝出来る.........................のではなく
素直に感謝できるからこそ.......................幸せ感じる事が出来るのでしょうね!
Posted by at 2006年06月01日 12:27
ステキな話に、ステキなコメント。

ゴジラさんのコメントも納得。

幸せを感じたり、悲哀で傷ついたり、
思い切り寂しかったり・・・
と、私はよく
意味ワカラン感情に振り回されたりしますが、

今日のA君の話は、しっとりしました。
Posted by 新城恵子 at 2006年06月05日 19:22
(^_^)/~ 新城さん

目も前の状態(例えば経済的に)で、人は振り回され、その一時で幸・不幸を感じてしまう。
長い人生において何が本当の幸せなのか?.....................それに気づくのは簡単ではないですよね!
歓びも、つらさも、感謝も!いろんな体験をしながら、気づいて行く事の方が多いのではないでしょうか。

当然子供の頃なんて、そんな事はわからず、他人を基準にしてしまう。
今、幼き頃を振り返れば..................幸せな事ばかりなのに。

在る物が見えず、無いものばかりが目につく年代だった...............
Posted by at 2006年06月05日 21:21
 
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